九州北部へ鉄道の旅 その5:特急かもめ編 [旅・散歩-九州]
旅の2日目(2021年5月末)は、
宿泊したホテルの朝食は抜いて、
早朝の博多駅から、
JR長崎本線方面へ出発します。
乗車する列車は、
博多駅発、長崎駅行の、
特急「かもめ5号」になります。
1号車のグリーン車へ乗車します。
特急「かもめ」は、
特急型の電車の
783系・787系・885系
で運行されてますが、
この787系のグリーン車へ、
乗車してみたかったのです。
車内へ入ると、
木造風の上品なデザインです。
グリーン席は、
通路を通った先(先頭側)にあります。
通路の途中には、
個室グリーン席があります。
この豪華な個室グリーン席は、
グリーン席券2名分の料金ですが、
4名まで利用できるのでお得です。
そもそも、
JR九州の在来線特急のグリーン料金は、
100kmまで: 1,050円
200kmまで: 1,600円
201km以上: 2,570円
と、JR他社と比較して安い設定です。
(2021年11月時点の料金です)
博多駅-諫早駅間(129.0km)では、
グリーン席: 1,600円
個室グリーン席: 3,200円
となりますが、
同じ距離でJR他社に換算すると、
JR北海道・東海・西日本・四国などは、
グリーン席: 2,800円
JR東日本とJR西日本内の北陸新幹線は、
グリーン席: 2,100円
となるので、お得なのがわかります。
グリーン席の客室に到着します。
グリーン席は、
2列+1列の座席配置で、
ゆったりしたスペースが確保されてます。
グリーン席の先には、
透明な仕切りで区分けされて、
DXグリーン席が3席あります。
DXグリーン席は、
140°以上倒れる、
電動式リクライニングシートで、
グリーン席としては、
トップレベルの豪華仕様です。
料金は博多駅-諫早駅間で、
2.720円ですが、
JR他社と比較するとお得、
というより、グランクラスってなに?
という感じでしょうか・・・
乗車する席はもちろん!
普通のグリーン席です(笑)
充分に広くて快適です。
「かもめ5号」は博多駅7:17発車、
朝ごはんを兼ねて、
「贅沢かしわめし」で呑み鉄開始です(酔)
「贅沢かしわめし」は、
桜島鶏の照焼、博多地鶏のそぼろ、
辛子明太子や高菜漬け、
錦糸玉子、玉子焼き、きんぴらごぼう
などが贅沢に入って、
お酒にも合って美味しいお弁当です。
お気に入りとなった、
「かぼすハイボール」もいただきます。
肥前鹿島駅8:21到着、
ここでは4分ほどの停車時間があって、
「かもめ6号」との行き違いがあります。
肥前鹿島駅8:25発車、
しばらくすると、
車窓は有明海の風景になります。
曇っていて残念ですが(汗)
諫早駅9:08到着、ここで下車します。
「かもめ5号」を見送ったあと・・・
一度見てみたかった、
YC1系気動車が到着します。
車体前面の縁やライトの周りには、
LEDライトが埋め込まれていて、
「路地裏スナックの看板風」です(笑)
見た目は謎のデザインですが、
ディーゼルエンジンで発電して、
モーターを回転させて走行、
蓄電池も搭載してエコな、
「蓄電池搭載型ディーゼルエレクトリック」
という方式の車両です。
YC1系の形式名は、
何か新しい法則なのかと思いましたが、
「やさしくて力持ち」
(Yasashikute Chikaramochi)
の頭文字の「YC」とのことです。
諫早駅の駅ビルを出てみると、
広範囲で工事中でした。
2022年秋に開業予定の、
武雄温泉駅と長崎駅を結ぶ、
JR西九州新幹線の関係でしょうか。
駅の構内も、
新幹線仕様になってますね。
JR西九州新幹線の開業の前に、
「かもめ」にも乗車しておきたくて、
(2021年)3月末の九州の旅から、
2ヶ月しか経ってないですが、
この5月末の旅を計画しました。
諫早駅からは、
「幸せの黄色い列車」の、
島原鉄道に乗り換えます。
このあとは、
初めての島原鉄道の旅になります。
・・・続く