臥龍山荘を見物したあと、
3年連続になりますが、
大洲では行っておきたい場所の、
少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)
へ向かいます。

臥龍山荘から少彦名神社へは、
歩いて25分ほどかかりますが、
Go Toトラベルで予算削減できた分、
タクシーでワープします(汗)

やっぱりクルマは速いですね、
10分もかからず、
少彦名神社に到着します。



森林の中の参道を歩くと、
沢山の散った紅葉と、
まだ緑の紅葉とあって、
やっぱりこの年(2020年)の秋は
ちょっと変な感じです。



石橋を渡って坂道を登ります。



坂道を登ると、
参籠殿(さんろうでん)があります。



室内へは、自分で鍵を開けて、
自由に出入りできるシステムです。

(写真の赤丸の部分が鍵です)


室内は広々としてます。



修復工事の写真や和太鼓などが
置いてあります。



参籠殿を出て、
脇の坂道を下ると・・・



崖の上にあるのがわかります。



参籠殿は、
京都の清水寺本堂の舞台と同じ、
崖の斜面から張り出した
懸造り(かけづくり)ですが、
建物のほとんどが
崖の上にあるのが特徴で、
下から眺めると壮観です!



平成26年(2014年)に
修復工事が完了したとのことですが、
昔ながらの木材を組み合わせた
建築方法が素晴らしいです。



参籠殿の崖の下には、
長い建物があります。



この建物には、
修復前の懸造りの木材
保存されてます。



平日なのもあって、
人は見かけないほど、
隠れたスポットの参籠殿ですが、
WMFの「2014年文化遺産ウォッチ」で、
世界41カ国・地域の選定先のうち、
日本からは「少彦名神社参籠殿」
「東日本大震災被災文化財」の
2件が選ばれたとのことです。

2016年には、
ユネスコアジア太平洋文化遺産保全賞の
最優秀賞も受賞していて、
実は貴重な遺産でもあります。



参籠殿を見物したあと、
参籠殿の前の階段を登って、
拝殿へ向かいます。



拝殿に到着します。



永享13年/嘉吉1年(1441年)からの
歴史がある少彦名神社ですが、
大国主命の相棒的な
少彦名命(すくなひこのみこと)を
お祀りしてますので、
大国主命をお祀りしている
大洲神社とセットで訪れました。

拝殿の裏には神殿があります。



拝殿の脇には、
さらに上へ向かって石段があります。



この先には、
本殿(御陵)があるのですが、
この1年前(2019年11月)に
登ってみたところ、
石段が割れていたり、
倒木があったりと荒れていて、
それなりの装備でないと危ないので、
途中で諦めました・・・

今回も荒れたままなので、
断念します(汗)



人も少なく静かで、
森林のマイナスイオンいっぱいの
少彦名神社を、
大洲での散歩の〆にして、
伊予大洲駅へ戻ります。



伊予大洲駅前には、
大きな少彦名神社の鳥居があって、
ここからが参道なんですね。



駅のホームでは、
松山駅方面へのホームに向かって、
跨線橋を渡りますが、
階段には人気の観光列車、
「伊予灘ものがたり」が描かれてます。



「伊予灘ものがたり」は、
キハ40系気動車の2両編成で
運行されてますが、
2021年12月で引退して、
2022年春に、
キハ185系気動車の3両編成に
リニューアルされるようです。
https://iyonadamonogatari.com/info/wp-content/uploads/2021/03/2021.03.29.pdf

ラストランで混み合うので、
この1年前(2019年11月)に
乗車できてよかったです。

大洲城へ向かって、
伸びる線路の風景がいいですね。



伊予大洲駅15:41発車の
特急「宇和海20号」に乗車して、
松山駅へ向かいます。



大洲のレトロな街や、
大洲城臥龍山荘少彦名神社など、
見どころが多い大洲は、
今ひとつ知名度は低いですが、
居心地が良くて大好きな街です。

このあと、松山で宿泊となります。
・・・続く#59120;