いつも久々になるオーディオ記事になります(汗)

2015年3月20日に発売になった、
オーディオテクニカさん初の、
プロ用オープン型リファレンスヘッドホン、
audio-technica ATH-R70x
https://www.audio-technica.co.jp/mi/show_model.php?modelId=2688
ですが、ネットなどのレビュー記事で気になっていて、
今年(2017年)4月に購入してしまいました(貧)



まず見た目ですが、
ハウジングは薄くてすっきりしたデザインになってます。



オープン型のヘッドホンなので、
メッシュのカバーから新設計のφ45mmのドライバが丸見えで、
音漏れが全開です(笑)



3.0mの着脱式コード(バヨネット式ロック機構)なので、
リケーブルも楽しめそうです。



プラグは、
φ3.5mmミニ金メッキステレオ2ウェイで、
φ6.3mm標準のアダプタが付属してます。



装着感ですが、
オーディオテクニカのヘッドホンといえば、
ウイングサポートで快適な装着感が嬉しいですね。
(新3D方式ウイングサポート)



それに加えて約210gの軽さと、
耳あたりも良く通気性のいいイヤーパッドで、
長時間聴いていても快適で耳が痛くありません。

ヘッドバンドの長さ調整がいらない構造も楽で嬉しいです。


さて、約半年使用しての音質の感想ですが、
オーディオテクニカのモニターヘッドホンに特有?の、
高音域はキンキン、低音域はブンブンという
ドンシャリのイメージとは違って、
刺ささらない自然な抜けのある高音域と、
充分に量感のあるキレのいい低音域があって、
中音域とのバランスも良く聴きやすいです。

音場は特に広くはないですが、その分、
ライヴ感があって個人的には好きな音です。
(といっても音場は狭くなく充分です)

性能ですが、

・出力音圧レベル:98dB/mW
・再生周波数帯域:5~40,000Hz
・インピーダンス:470Ω

と、高インピーダンスでは音量を取るのが難しくなりますが、
ポータブルDAP:iriver AK70
http://www.iriver.jp/products/product_136.php
では、音量150段階で、110~120ぐらいで充分に聴けました。



次は、聴き比べをしてみました。

再生環境は次の通りです。

 PC側再生ソフト:JRiver Media Center(JRMC) 23
 http://www.jriver.com/
 ↓
 サウンドカード:ASUS STRIX RAID DLX
 https://www.asus.com/jp/Sound-Cards/STRIX-RAID-DLX/
 (光デジタル出力)
 ↓
 DAC:ROTEL RDD-06
 http://www.phileweb.com/ec/?p=27732
 ↓
 ヘッドホンアンプ:BURSON AUDIO Soloist SL MK2
 http://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_1708.php
 ↓
 ヘッドホン



※メインPCのスペック

 OS: Windows 10 Pro(64bit)
 CPU: Ryzen 7 1700(8Core/16Thread 3.0GHz,Turbo 3.7GHz TDP65W)
 メモリ: DDR4-2400 16GB×2枚
 M/B: ASRock Fatal1ty X370 Gaming K4
 SSD: A-DATA XPG SX8000 256GB(M.2 2280 SSD)  
              A-DATA Ultimate SU800 1TB
              SANDISK SDSSDHII-480G-J25 480GB
 HDD: HGST HUS724040ALA640 4TB(7200rpm)
 ビデオカード: MSI NTITAN Black 6GD5(GeForce GTX TITAN Black 6GB)
 サウンドカード: ASUS STRIX RAID DLX


まず、愛用している同価格帯のヘッドホン:GRADO SR325is
http://www.h-navi.net/sr325is.php
との聴き比べです。



やはり、低音域、高音域の抜けの良さ、ノリの良さは、
SR325isには敵いませんが、
SR325isで聴くとちょっとキツイかな?という音源には、
ATH-R70xでは心地いい抜けで聴けたりしますので、
使い分けができます。

次は、ヘッドホン:GRADO RS1i
http://www.h-navi.net/rs1i.php
との聴き比べですが、やはりGRADOサウンド!
SR325isほどではありませんが、
低音域、高音域の抜けの良さ、ノリの良さは、
RS1iの方が上です。



価格的な差(4万円以上)も考えると当然の差かもしれませんが、
RS1iはボーカルが前面に一歩出てきて生々しさがあって、
RS1iと比較するとATH-R70xはボーカルが引っ込む感じもあります。

いわゆるGRADOサウンドのSR325isRS1iと比較してきましたが、
装着感がかなり良くて聴き疲れせず、
抜けのいい、繊細な音が楽しめるのはATH-R70xですので、
最近の使用率としては5割以上になってます。

最後に、ヘッドホン:AKG K701
http://www.h-navi.net/k701.php
との比較ですが、装着感はどちらも快適、
高音域の繊細さ、表現力はK701が優秀で、
音の抜けの良さ、キレの良さはATH-R70xがいいですね。



個人の感想としてATH-R70xは、
プロ用オープン型リファレンスモデルとなってますが、
音楽鑑賞でも充分に楽しめる製品なので、
聴く音源や気分によって、使い分けの選択肢も増えて、
かなり満足してます。

購入するときに、ヘッドホン:ATH-AD2000X
https://www.audio-technica.co.jp/atj/show_model.php?modelId=2264
も試聴してみて、音場が広いATH-AD2000Xよりは、
ほどよい音場のATH-R70xライヴ感があって好きな音でしたので、
好みの音に合えば、高音質で楽しめて、
コストパフォーマンス的にも良いヘッドホンだと思います#59120;






audio-technica オーディオテクニカ プロフェッショナルオープンバックリファレンスヘッドホン ATH-R70X



  • 出版社/メーカー: オーディオテクニカ

  • メディア: エレクトロニクス














AKG オープン型ヘッドフォン K701【国内正規品】



  • 出版社/メーカー: AKG

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