山形の南部へ鉄道の旅 その6:再び山形鉄道編 [旅・散歩-東北(南東北)]
熊野大社から再び宮内駅へ戻って、
山形鉄道フラワー長井線で移動します。
宮内駅の駅舎出入口の両脇には、
うさぎとパンダ?の
小さな像が置いてあります。
熊野大社の「三羽の兎」に因んで、
うさぎの像はわかりますが、
パンダとは?
宮内駅は有人駅ですが、
営業日・営業時間が限られていて、
この日(7月26日)は定休日でした。
窓口では、
フラワー長井線オリジナルの
グッズや記念切符などが
販売されているとのことですので、
見物・買い物してみたかったです。
宮内駅へ戻る前に立ち寄ってみた、
東の麓酒造さんが定休日でしたので、
列車の時間まで20分以上余裕ができて、
駅構内でひと休みします。
駅構内はゆったり休めて、
本棚もあって読書もできます。
乗車する列車の時間が近くなって、
駅のホームへ向かいます。
のんびりとした雰囲気がいいですね。
荒砥(あらと)駅行きの列車が
10:53到着、これに乗車します。
車両は、
白鷹町で生産されている、
「紅花」のデザインで、
ディーゼルエンジン音が心地よく、
のんびりと走ります。
車内は冷房されてますが、
こんなご時世なので窓を開けて、
風が心地いいです。
フラワー長井線は、
今では貴重な存在となった、
木造の古い駅舎の駅も見られ、
レトロな雰囲気があります。
(写真は羽前成田駅です)
次回、
フラワー長井線の旅をするときは、
駅舎巡りもやってみたいですね。
そして、駅名が気になっていた、
白兎(しろうさぎ)駅に到着します。
周囲には兎っぽいものはなく、
小さな駅ですが、
地名が白兎なんですね(汗)
駅近くにある葉山神社には、
「白兎のしだれ桜」があるので、
桜の季節に見てみたいです。
そして、
終着駅の荒砥駅近くになると、
最上川橋梁を渡ります。
この最上川橋梁は、
明治20年(1887年)に、
旧東海道本線の木曽川に架設され、
大正12年(1923年)に移設された、
歴史ある鉄道遺産だそうです。
木曽川からここまで、
大きな橋梁を移設するなんて、
当時としては、
かなり大規模な作業だと思いますが、
旧国鉄だからこそできたのでしょうね。
(フラワー長井線は旧国鉄長井線)
最上川橋梁を渡ってすぐに、
荒砥駅11:39到着です。
荒砥駅には車両基地があって、
桜のデザインの車両が整備中で、
見物できました。
この車両は、
さくら名所100選に選ばれている、
南陽市にある烏帽子山千本桜を
イメージしたデザインだそうです。
荒砥駅は立派できれいな駅舎です。
駅舎内には、
地元の資料や名産品が展示されていて、
販売しているものもあります。
また、
かつてのSL(蒸気機関車)列車など、
貴重な写真や鉄道資料が展示されてます。
フラワー長井線は、
鉄道の歴史的にも楽しめて、
沿線の見どころも多いので、
他の駅でも下車してみたいですね。
このあと、街を歩きます。・・・続く