今年も遅過ぎた夏休みで四国の旅 その4:「四国まんなか千年ものがたり」後編 [旅・散歩-四国]
特急「四国まんなか千年ものがたり(そらの郷紀行)」は、
JR土讃線の琴平駅から大歩危(おおぼけ)駅まで、
約2時間が旅と食のメインとなります。
琴平駅10:48発車してしばらくすると、
アテンダントさんに声をかけられますが、
もしかして、同じテーブル席の3名お客から苦情かな?
いやいや、気を使って会話して、記念写真も対応してるし、
気分を害することはしてないはず・・・
ふと、北陸新幹線のグランクラスでの嫌な記憶が蘇って、
写真を撮りすぎで注意されるのかな?と思っていたら・・・
この日は空席が1つあって、
そちらの席への移動ができるとのことでした!
超人気列車なのに、偶然にも2人席の空席があって、
しかも、自分が座ってた4人席のすぐ隣りだなんて、
更なる奇跡が起こりました!
座席を移動して、琴平駅を発車して10分ほどすると、
予約した食事が配膳されます。
この日は、
金刀比羅宮が運営する神椿(かみつばき)の料理長監修の、
厳選した香川県の地元食材を使った、オリジナルの食事で、
「讃岐三畜と旬の地元野菜の洋食プレート」です。
各テーブル毎に、アテンダントさんがまわってくれて、
ひとつひとつ料理の説明があります。
メニューの順番通り食べて行きます。
(高級な食スキルがないので、雑なコメントですが・・・)
A.
讃岐オリーブ牛のローストビーフ
グレービーソースのジュレ
自家製ピクルス三種
まずは、柔らかいローストビーフですが、
牛肉の臭みは感じずに、さっぱりとした味付で、
牛肉の旨みを味わえました。
B.
フォアグラ入りオリーブ地鶏のガランティーヌ
焼きナスときのこのマリネ バルサミコ風味
こちらも、さっぱりとした味付ですが、
クセのないぷりっとした鶏肉は、
香りのいいナスときのこによく合って、
美味しくいただきました。
C.
チーズイン海老カツレツ
瀬戸内真鯛 ネギ焼き
季節のオムレツ あぶり焼き豚 醤油豆
オリーブ牛とかぼちゃの煮込み
こちらは、一口ずつの料理が4品になりますが、
それぞれの香ばしさが活かされていて、
味の違いを楽しめました。
D.
スモークサーモンとブロッコリーのシーザーサラダ仕立て
香川県産赤鶏の温泉卵 いくら添え
スモークサーモンとブロッコリーの食感と、
とろっと温泉卵が絡んで、クリーミーで、
クルトンのカリカリ感がアクセントになって、
美味しくいただけました。
このプレートは冷製料理で、
最初の見た目は少なく感じましたが、
時間をかけて食べてるのもあって、
ここまでで、結構お腹いっぱいになります。
紅葉の山々の車窓と、リッチな車両と食事で、
また違った旅の楽しみを知ってしまいました(汗)
もちろん、呑み鉄もします(笑)
メニューを見ると、
気になる香川県、徳島県の地酒ばかりなので、
呑み比べセット(2,200円)をいただきました。
全8種類の地酒の中から3種選べるので、
西野金陵 特別純米酒「楠神(くすかみ)」、
西野金陵 吟醸酒「月白(げっぱく)」、
芳水酒造 特別純米酒「芳水(ほうすい)」、
をいただきます。
「楠神」は、
樹齢約900年の大楠の天然酵母で仕込んだと説明があったので、
呑むしかないでしょ!と選びましたが、
旨み、酸味がマイルドで、すっきりと呑めるお酒でした。
「月白」は、
ほのかな甘味とフルーティな香りがあって、爽やかなお酒でした。
「芳水」は、
フルーティな香りと、キレのいい飲み口でさっぱりと呑めて、
吟醸酒と言ってもいいようなお酒でした。
お酒の器は香川漆器で口触りがよく、軽くて、
リッチな気分でお酒を楽しめます!
おつまみは全4種類から2種類選べて、
「しょいのみ」と「いりこ」を選びましたが、
のんべぇにはたまらない、おつまみメニューですね(酔)
列車は途中、アテンダントさんの説明と共に、
見どころでは速度を落として運転して、
普段は見逃してしまうような風景を眺めることができて、
食事もお酒も、ゆっくりと楽しめます。
11:30頃、列車は坪尻駅のスイッチバックの停車となって、
運転手さんは車内を歩いて反対方向の車両に行きますが、
アテンダントさんから紹介があって、拍手で迎えます(笑)
そしてすぐに、秘境駅の坪尻駅に到着します。
坪尻駅では、特急「南風10号」と行き違いになります。
10分ほどの停車時間があるので、駅周辺を見てみますが、
周りには民家もなくて、駅前に道路もありません(汗)
秘境駅の雰囲気を楽しめるのも、嬉しいサービスですね!
11:40分過ぎ、坪尻駅を発車してしばらくすると、
残りの食事が配膳されます。
E.
オリーブ豚のロールキャベツ トマトソース煮込み
F.
香川県産コシヒカリとダイシモチ麦のリゾット ポルチーニ風味
温製料理の2品ですが、
リゾットとロールキャベツを一緒にいただくと、
豚肉の風味と香ばしいリゾットの味が何とも言えません!
見た目の量は少なく感じますが、
食べてみるとちょうどいい、素晴らしい計算です。
各所で、駅や地元の方々の手振りがありますが、
カカシの幸せの黄色い旗振りもありました。
列車は、吉野川の並走ゾーンに入ります。
鉄橋でも速度を落として運転してくれますので、
景色を眺めながら、食事を楽しめます。
阿波池田駅12:00到着、この駅から乗車や下車はできませんが、
10分ほどの停車時間があるので、ホームへ降りてみます。
阿波池田駅からは、JR徳島線が出てますが、
いつか乗車してみたいですね。
阿波池田駅12:10発車、しばらくすると、
高校野球で有名な池田高校の野球部のグラウンドが見えます。
阿波池田駅を発車すると、
食事後のコーヒーとプチデザート(和三盆クッキーとマドレーヌ)
が配膳されます。
「四国まんなか千年ものがたり」は車内の照明にも凝っていて、
トンネルが多い区間では、暗くて暖かい照明で、
雰囲気を盛り上げてくれます。
「四国まんなか千年ものがたり」の歓迎の演出も凄くて、
阿波川口駅の通過のときには速度を落として、
ユニークなタヌキたちに見送られます。
(首だけ落ちているのもあるのが気になりますが・・・)
そして列車は、小歩危峡に差し掛かります。
小歩危峡・大歩危峡の絶景が続くと、
いよいよ終着駅の大歩危駅12:48到着します。
見ても食べても楽しい食事と、
見どころの紹介や、秘境駅などの途中下車もあって、
約2時間半の旅は、あっという間に終わります。
当初は食事の料金5,500円は高いと思ってましたが、
この内容とサービス、素敵なテーブル席などなど含めたら、
同額くらいのレストランよりも全然コスパが良くて、
いい体験ができたと思います。
事前予約の食事メニュー以外にも、
焼き豚や魚料理、カツサンド、ケーキ、和菓子付きのお茶
などもあるので、2名以上なら食事と別メニューで、
シェアするのも2倍楽しめると思います。
お金はかかっても、また乗車したい列車ができました(汗)
「四国まんなか千年ものがたり」を体験すると、
同じJR四国の「伊予灘ものがたり」も気になりますね
JR土讃線の琴平駅から大歩危(おおぼけ)駅まで、
約2時間が旅と食のメインとなります。
琴平駅10:48発車してしばらくすると、
アテンダントさんに声をかけられますが、
もしかして、同じテーブル席の3名お客から苦情かな?
いやいや、気を使って会話して、記念写真も対応してるし、
気分を害することはしてないはず・・・
ふと、北陸新幹線のグランクラスでの嫌な記憶が蘇って、
写真を撮りすぎで注意されるのかな?と思っていたら・・・
この日は空席が1つあって、
そちらの席への移動ができるとのことでした!
超人気列車なのに、偶然にも2人席の空席があって、
しかも、自分が座ってた4人席のすぐ隣りだなんて、
更なる奇跡が起こりました!
座席を移動して、琴平駅を発車して10分ほどすると、
予約した食事が配膳されます。
この日は、
金刀比羅宮が運営する神椿(かみつばき)の料理長監修の、
厳選した香川県の地元食材を使った、オリジナルの食事で、
「讃岐三畜と旬の地元野菜の洋食プレート」です。
各テーブル毎に、アテンダントさんがまわってくれて、
ひとつひとつ料理の説明があります。
メニューの順番通り食べて行きます。
(高級な食スキルがないので、雑なコメントですが・・・)
A.
讃岐オリーブ牛のローストビーフ
グレービーソースのジュレ
自家製ピクルス三種
まずは、柔らかいローストビーフですが、
牛肉の臭みは感じずに、さっぱりとした味付で、
牛肉の旨みを味わえました。
B.
フォアグラ入りオリーブ地鶏のガランティーヌ
焼きナスときのこのマリネ バルサミコ風味
こちらも、さっぱりとした味付ですが、
クセのないぷりっとした鶏肉は、
香りのいいナスときのこによく合って、
美味しくいただきました。
C.
チーズイン海老カツレツ
瀬戸内真鯛 ネギ焼き
季節のオムレツ あぶり焼き豚 醤油豆
オリーブ牛とかぼちゃの煮込み
こちらは、一口ずつの料理が4品になりますが、
それぞれの香ばしさが活かされていて、
味の違いを楽しめました。
D.
スモークサーモンとブロッコリーのシーザーサラダ仕立て
香川県産赤鶏の温泉卵 いくら添え
スモークサーモンとブロッコリーの食感と、
とろっと温泉卵が絡んで、クリーミーで、
クルトンのカリカリ感がアクセントになって、
美味しくいただけました。
このプレートは冷製料理で、
最初の見た目は少なく感じましたが、
時間をかけて食べてるのもあって、
ここまでで、結構お腹いっぱいになります。
紅葉の山々の車窓と、リッチな車両と食事で、
また違った旅の楽しみを知ってしまいました(汗)
もちろん、呑み鉄もします(笑)
メニューを見ると、
気になる香川県、徳島県の地酒ばかりなので、
呑み比べセット(2,200円)をいただきました。
全8種類の地酒の中から3種選べるので、
西野金陵 特別純米酒「楠神(くすかみ)」、
西野金陵 吟醸酒「月白(げっぱく)」、
芳水酒造 特別純米酒「芳水(ほうすい)」、
をいただきます。
「楠神」は、
樹齢約900年の大楠の天然酵母で仕込んだと説明があったので、
呑むしかないでしょ!と選びましたが、
旨み、酸味がマイルドで、すっきりと呑めるお酒でした。
「月白」は、
ほのかな甘味とフルーティな香りがあって、爽やかなお酒でした。
「芳水」は、
フルーティな香りと、キレのいい飲み口でさっぱりと呑めて、
吟醸酒と言ってもいいようなお酒でした。
お酒の器は香川漆器で口触りがよく、軽くて、
リッチな気分でお酒を楽しめます!
おつまみは全4種類から2種類選べて、
「しょいのみ」と「いりこ」を選びましたが、
のんべぇにはたまらない、おつまみメニューですね(酔)
列車は途中、アテンダントさんの説明と共に、
見どころでは速度を落として運転して、
普段は見逃してしまうような風景を眺めることができて、
食事もお酒も、ゆっくりと楽しめます。
11:30頃、列車は坪尻駅のスイッチバックの停車となって、
運転手さんは車内を歩いて反対方向の車両に行きますが、
アテンダントさんから紹介があって、拍手で迎えます(笑)
そしてすぐに、秘境駅の坪尻駅に到着します。
坪尻駅では、特急「南風10号」と行き違いになります。
10分ほどの停車時間があるので、駅周辺を見てみますが、
周りには民家もなくて、駅前に道路もありません(汗)
秘境駅の雰囲気を楽しめるのも、嬉しいサービスですね!
11:40分過ぎ、坪尻駅を発車してしばらくすると、
残りの食事が配膳されます。
E.
オリーブ豚のロールキャベツ トマトソース煮込み
F.
香川県産コシヒカリとダイシモチ麦のリゾット ポルチーニ風味
温製料理の2品ですが、
リゾットとロールキャベツを一緒にいただくと、
豚肉の風味と香ばしいリゾットの味が何とも言えません!
見た目の量は少なく感じますが、
食べてみるとちょうどいい、素晴らしい計算です。
各所で、駅や地元の方々の手振りがありますが、
カカシの幸せの黄色い旗振りもありました。
列車は、吉野川の並走ゾーンに入ります。
鉄橋でも速度を落として運転してくれますので、
景色を眺めながら、食事を楽しめます。
阿波池田駅12:00到着、この駅から乗車や下車はできませんが、
10分ほどの停車時間があるので、ホームへ降りてみます。
阿波池田駅からは、JR徳島線が出てますが、
いつか乗車してみたいですね。
阿波池田駅12:10発車、しばらくすると、
高校野球で有名な池田高校の野球部のグラウンドが見えます。
阿波池田駅を発車すると、
食事後のコーヒーとプチデザート(和三盆クッキーとマドレーヌ)
が配膳されます。
「四国まんなか千年ものがたり」は車内の照明にも凝っていて、
トンネルが多い区間では、暗くて暖かい照明で、
雰囲気を盛り上げてくれます。
「四国まんなか千年ものがたり」の歓迎の演出も凄くて、
阿波川口駅の通過のときには速度を落として、
ユニークなタヌキたちに見送られます。
(首だけ落ちているのもあるのが気になりますが・・・)
そして列車は、小歩危峡に差し掛かります。
小歩危峡・大歩危峡の絶景が続くと、
いよいよ終着駅の大歩危駅12:48到着します。
見ても食べても楽しい食事と、
見どころの紹介や、秘境駅などの途中下車もあって、
約2時間半の旅は、あっという間に終わります。
当初は食事の料金5,500円は高いと思ってましたが、
この内容とサービス、素敵なテーブル席などなど含めたら、
同額くらいのレストランよりも全然コスパが良くて、
いい体験ができたと思います。
事前予約の食事メニュー以外にも、
焼き豚や魚料理、カツサンド、ケーキ、和菓子付きのお茶
などもあるので、2名以上なら食事と別メニューで、
シェアするのも2倍楽しめると思います。
お金はかかっても、また乗車したい列車ができました(汗)
「四国まんなか千年ものがたり」を体験すると、
同じJR四国の「伊予灘ものがたり」も気になりますね