外付HDDの話 [パソコン]
過去のブログで、
バックアップやRAID5について記事にしましたが、
外付HDD装置(ハードディスクドライブ)も、
バックアップなど、シビアに性能を要求しなければ、
安く、お手軽に使えて便利です。
市販されているUSB接続の外付HDD装置と、
単体パーツでのHDD(内蔵)の価格を比べてみると、
外付HDD装置はかなり高価になります。
その大きな理由は、
①製品の設計は発売よりも早い時期
HDD単体価格は、製品設計当時より、
製品発売時のほうが当然ながら安くなります。
HDDの型や仕様が変わると、性能はもちろん、
他の部品との相性や故障率など信頼性も変わるので、
製品設計当時の仕様のHDDを部品とし続ける必要があります。
②HDDの製造期間
単体HDDの機種は3~6ヶ月程度で変わってしまいます。
従って、製造期間も短くなるので、
ある程度のHDDの在庫も必要になります。
③保守部品の確保
製品の保障も含めて、修理で必要な部品として、
同じ型のHDDを一定量在庫にしておく必要があります。
④ケースや電源などの装置
もちろん、中身の単体HDD以外の部分も価格に反映されます。
ってことで自分的には、利便性とコストを考えて、
USBで接続できるHDDケースを使ってます。
今の時期(2011年5月)だと、
HDDケースはUSB2.0規格で1,500~2,000円ほどで、
HDDも安くなってきて、
1TBが4,500円ほど、2TBでも6,500円ほどって感じなので、
安上がりです!
自分で組み立てる面倒はありますが、
うちで使ってるケースは、ドライバなどの工具も必要なくて、
単体HDDの後ろにインタフェース部分をはめて、
ケースの中に入れるだけで簡単です!
あと、次のようなメリットもあります!
①HDDを入れ替えて使える
保存目的で中のHDDを入れ替えて使えば更にお得で、
古いPCの内蔵HDDも一時的な利用などで使えます♪
※内蔵HDDの接続方式(IDEとかSATAとか)に注意です!
②最新の性能のHDDが使える
その時点で売っている最新の単体HDDが使えます。
外付HDD装置は、何ヶ月も前の設計・製造ですから、
最新の単体HDDを搭載するのは難しいですね。
③自分で修理できる
中のHDDが壊れても、HDDケースそのものが壊れても、
それぞれ新しいものを買ってくれば、交換して使えます。
外付HDD装置の場合は、
修理に出すか?同じ型のHDDを取り寄せるか?
になり、修理に時間もかかって、
保証外ならかなり高くつきますね(貧)
④保証期間が長い場合がある
単体HDDの保証期間は、2年以上のものもあります。
外付HDD装置の保証期間、6ヶ月~1年と比較すると・・・
まぁ、1~2年で壊れたら困りますから、
気持ちの問題ですがね(汗)
外付HDD装置も、安売りでお得かな?ってときがありますが、
メリットを考えると、どうでしょうか?
さて、話は変わって、
今年になってHDDメーカー2社の撤退もあり、
今後のHDDメーカーは世界で3社だけになってしまいますが、
HDD事業はなんで再編されるのでしょうか?
まず、一般的に言われている通り、
価格競争が激しくて利益が厳しいのも原因です。
最近は家電製品でHDDが使われるようになって、
その分、交換部品としてのHDDも在庫が必要ですし、
家電品だけに故障も少なくしなくてはならないので、
品質も確保しなくてはなりません。
そして、PCなどの情報機器にしても、
SSD(ソリッドステートドライブ)が安くなってきたため、
将来的にHDDのシェアも少なくなりそうです・・・
※SSD
簡単に言うと、半導体メモリに記憶する装置で、
HDDと比較すると、静音、衝撃に強い、読込が速いなど、
メリットがあります。
個人的には、今のHDDの性能・価格で充分満足ですが、
今後、どうなるんでしょうねぇ・・・
サブPCのリプレース(自作機なので部品の入れ替え)
を年末ぐらいに計画してるんですが、どうしましょ
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- 出版社/メーカー: 玄人志向
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