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九州北部へ鉄道の旅 その2:豊後森 前編 [旅・散歩-九州]

新横浜駅から、
JR東海道・山陽新幹線日豊本線
と乗り継いで別府駅に到着して、
別府の街をちょっと歩いた、
前回の記事の続きになります。

別府駅からは、
JR久大本線を経由して、
別府駅から博多駅へ向かう、
特急「ゆふ4号」へ乗車します。

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別府駅は、
JR日豊本線下りの1・2番線、
JR日豊本線上りと、
JR久大本線・豊肥本線方面の
3・4番線の2面ホームがあります。

この2面のホームの間は、
その昔、留置用の線路があったので、
広く空きスペースになってます。

そんな別府駅を見物してから、
JR九州185系気動車への、
初めての乗車になります。

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車内の様子です。

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このときは2021年5月末で、
福岡県の緊急事態宣言が延長され、
急遽、計画を変更(前倒し)して、
別府駅で手配した特急指定席券は、
1号車1番D席で期待しましたが、
一番後ろの席でした(汗)

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旧国鉄の車両らしいレトロな座席です。

「ゆふ4号」は別府駅13:14発車、
別府駅で購入した、
「山海三昧 (さんかいざんまい)」
で昼食と呑み鉄開始です(酔)

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「山海三昧」は、
九州駅弁グランプリでの、
優勝実績がある駅弁で、
この旅で狙ってました(笑)

お寿司6種類
  豊後牛あぶりにぎり
  (湯布院牛または豊後牛とのこと)
  豊後水道押し寿司(鰆、鯛、海老)
  椎茸バター焼きにぎり
  とり天にぎり

と、
厚焼き玉子、白身魚フライ、肉団子、
さつま揚げ、ししとう天ぷら
などなど、
沢山のおかずが入ってます。

豊後牛あぶりにぎりは、
赤肉の旨味があって柔らかく、
柚子胡椒で食べると、
一段と美味しくなります。

椎茸バター焼きにぎりも、
椎茸の食感とバターの風味が
個人的には大好きです。

丁寧に贅沢につくられて、
1,400円(税込)は納得の内容で、
オススメの駅弁です。


別府駅を発車した列車は、
大分駅13:25到着すると、
JR日豊本線から久大本線に入って、
しばらくすると、
大分川沿いの風景に変わります。

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車窓の眺めと、
ディーゼルエンジン音が心地よく、
旅の気分と呑み鉄が盛り上がります!


豊後森駅14:51到着、
ここで下車します。

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豊後森駅がある、
大分県玖珠郡玖珠町は、
「日本のアンデルセン」と呼ばれた、
久留島武彦の出身地であることから、
駅のホームには、
「童話の里」の鳥居があります。

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跨線橋を渡ると、
玖珠という地名の由来にもなった、
伐株山(きりかぶやま)の
眺めがいいです。

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駅舎は木造で、
三角屋根が特徴的です。

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駅舎を出て、
大分駅寄りの踏切を渡ります。

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踏切を渡るとすぐに、
豊後森機関庫公園があります。
(駅から徒歩5分ほどです)

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昭和9年(1934年)に建造された
扇形機関庫は、
国の登録有形文化財になっていて、
その前には静態保存されている、
9600形蒸気機関車があります。

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転車台
国の登録有形文化財になってます。

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転車台の周囲を歩いて見物します。

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扇形機関庫は、
ガラスは割れ放題で荒れてます。

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ツタが這っている感じが、
哀愁を感じますね。

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廃墟感はありますが、
実物は迫力のある鉄道遺産でした。

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豊後森機関庫公園には、
ミニトレインもありますが、
この日は平日なのもあって、
運転はありませんでした。

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豊後森機関庫公園の隣には、
豊後森機関庫ミュージアムがあって、
100円で入場できます。

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入場すると、
沢山の鉄道写真やグッズの展示と、
お土産店もあります。

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豊後森機関庫に因んだ、
ジオラマも展示されてます。

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脱線気味の列車がありますが(汗)

九州の鉄道の動画を視ながら、
休憩できるスペースもあって、
一休みさせていただきました。

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今回の旅の目的のひとつの、
豊後森機関庫公園が見物できて、
規模や歴史を感じて満足しましたが、
計画変更して早めの到着となって、
時間に余裕があるので、
このあとは豊後森の街を歩きます。
・・・続く[わーい(嬉しい顔)]

 


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コメント 16

hanamura

各地の転車台が気になる私、最近テレビ番組でも見た気がします。
「肉にぎり」は見かけても敬遠しておりましたが、なんだか急に食べてみたくなっております。赤い気動車に乗りたい!実にイイ色だ。
by hanamura (2021-11-09 05:47) 

U3

185系気動車内装がすばらしいですね。
駅弁もだけど!

新記事UPしました。長文だけどお暇な時に見てね♡
by U3 (2021-11-09 15:17) 

JUNKO

小樽にも転車台が残っている時、1度見たことがあります。
by JUNKO (2021-11-09 16:24) 

ライス

hanamura さん、
転車台は意外にも残ってますので、訪ねてみるのも面白いですね。
転車台カードや、転車印などもあると集めたくなります(笑)
実際の営業運転で回っているところを見れたのは、
水上駅、津和野駅、新金谷駅、千頭駅、天竜二俣駅と、
静岡県率が高いです。
「肉にぎり」は、自分も価格の割にはあまり…と思ってましたが、
さっぱり赤肉と塩系でいただくのが、いいのかもしれません。
最近は同じような銀色の車両ばかりですが、
赤い気動車は自然に溶け込んで、JR九州のセンスは素晴らしいですね!
by ライス (2021-11-09 20:13) 

ライス

U3 さん、
185系気動車は、昔ながらの内装やシートがノスタルジーで、
新しいよりは旅情を感じますね!
駅弁も各地で特徴があって、旅の想い出にもなります。
東京でちょっといいお店で昼食すると、軽く1,000円は超えますし、
東京・横浜のラーメンでも1,000円前後かかりますから、
1,000円以上の駅弁は楽しめる分、コスパがいい気がします。

記事の方、確認させていただきました。
真相はまだ把握できておりませんので、多言はできませんが、
詐欺まがいなことは許せませんので、今後も注視させていただきます。
by ライス (2021-11-09 20:27) 

ライス

JUNKO さん、
各地に残っている転車台は、意外にも多いですね。
旅先に転車台の情報があると、ついつい見物しに行ってしまいます(汗)
来年の春か夏ごろに北海道へ旅の計画をしてますので、
小樽市総合博物館の転車台、レンガの車庫など見物しに、
小樽へ訪れたいと思ってます。
(もともとは今年の予定でしたが…)
by ライス (2021-11-09 20:39) 

そら

豊後森駅はなんだか色々とすごいです。
ホームに鳥居?もうこの時点ですごいです。跨線橋の眺めも駅舎も素敵。
扇形機関庫はなんと表現すれば良いのか…。とても私は好きです。美しいですね。今回も初めてを見せてくださってありがとうございます。知るって嬉しいですね。こちらも行ってみたい!
by そら (2021-11-09 23:47) 

青い森のヨッチン

ターンテーブルはもう使われなくなったものを実際に何度か見たことがありますが扇型機関庫はまだ見たことがないです。
窓ガラスが割れていたりちょっと今後の保存管理に不安がありますが保存車両を入れられるくらいまで修復保存して欲しいですね
あの空間ならいろいろ鉄道から離れても面白い活用ができそうですが・・
by 青い森のヨッチン (2021-11-10 11:08) 

newton

先週金曜日のNHK R1「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」で、玖珠町で行われた公開収録の模様が放送されていて、扇形機関庫も紹介されていましたね。
by newton (2021-11-10 15:44) 

ライス

そら さん、
豊後森駅は初めて訪れましたが、
駅、駅舎の造りと凝っていて驚きました。
豊後森機関庫公園も広くて、荒れている扇形機関庫でも、
機能美や歴史を感じることができました。
駅と合わせて、自然と調和している感じも良かったです。
旅の事前に調べた情報よりも、実物は素晴らしかったです。
見知らぬ駅や街で、発見や体験があって、旅は面白いですね!
当ブログの情報で少しでもお役に立てたなら嬉しい限りです。
by ライス (2021-11-10 23:25) 

ライス

青い森のヨッチン さん、
確かに扇型機関庫が残っているところは少ないですね。
構造的に大きな建物なので、古く劣化すると倒壊の危険もありますし、
土地も広く使っているので、取り壊されるのも早いのかもしれません。
豊後森の扇型機関庫も、だいぶ荒れているので、今後が心配ですが、
修復して、広い公園も活用すれば、集客もできそうですね。
また、あの状態で落書きや破壊行為などがないのは、
住民性が素晴らしいと思いました。
by ライス (2021-11-10 23:35) 

ライス

newton さん、
NHKの番組で紹介されていたのですね!
仕事などの都合もあって、テレビはあまり視れないので、
情報がありませんでした(汗)
(後で気が付いて、録画してなくて悲しいことが多いです…)
写真やネットの動画で視ていたよりも、
実際の扇形機関庫は迫力もあって、雰囲気も良かったので、
放送での感じも気になります。
by ライス (2021-11-10 23:42) 

newton

ライスさま、ラジオなので、NHKのラジオアプリで聴き逃しで明日まで聞くことができますよ。
by newton (2021-11-11 17:13) 

ライス

newton さん、
情報ありがとうございます。 早速ラジオ聴いてみました。
(明日は仕事で帰りが遅くなりそうなので…)
ラジオだけに喋りのプロの描写力は凄いですね!
初めて見たときの感想は、もうその通りで微笑んでしまいました。
(SLの汽笛音が鳴るもの知りませんでしたが、面白いですね)
実際に行ったときの想い出が蘇ります。
by ライス (2021-11-11 19:26) 

やまびこ3

豊後森の扇形庫には第2次大戦中の空襲の時受けた機銃掃射の跡が残っていると聞いたことがあります。山の中ですが、機関区は重要施設として狙われたのでしょうね。
by やまびこ3 (2021-11-11 20:44) 

ライス

やまびこ3 さん、
扇形機関庫の裏側(扇形の外側)の機銃掃射痕も見物しました。
施設の破壊が目的でしたら爆撃をすると思いますし、
もし爆弾切れで機銃のみでしたら、
転車台を破壊して機関車を出庫できなくするのが効果的です。
しかし、コンクリートの壁に掃射ということは、
逃げ込んだ鉄道員(一般人)を狙ったことが想像できて、
酷い出来事だと思い、記事には触れませんでした(汗)
by ライス (2021-11-11 21:05) 

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